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府議会の報告

岡沢健二議長に対する問責決議

 岡沢議長は、本年5月の府議会議長選出馬に当たり、少数会派の意見にも耳を傾け、公平・公正な議会運営に努めると約束され、各会派を回られた。議員一同は、この約束を受けて本会議において満場一致をもって岡沢議長を選出した。この間の経緯については岡沢議長本人が最もよく知っているはずである。
しかしながら、岡沢議長は、さる7月の臨時会の議事運営において、議長選出時の約束を反故にし、理解に苦しむ行動を重ねられた。
まず、平成26年7月25日、会期一日と決められた本会議において岡沢議長は、議員提出第2号議案「大阪府議会会議規則一部改正の件」及び第1号決議案「大阪市の区域における特別区設置協定書案の無効を宣言するとともに、正常な大阪府・大阪市特別区設置協議会の速やかな開催を求める決議(案)」の本会議上程を求める動議を無視され、本会議で取り上げられなかった。
また、この日深夜、岡沢議長は、委員長職を兼ねる議会運営委員会において、議員提出第2号議案「大阪府議会会議規則一部改正の件」について、本会議への上程を妨害する意図をもって、未明直前、採決を行って時間を経過させて上程を阻止された。
さらにこの間、過半数を優に超える57名の議員が未明直前、本会議での会期延長の議決を求めて議場に着席して議長を待っていたにもかかわらず、岡沢議長は最後まで議場に姿を見せられなかった。
結果として付議事件について議決をしないまま、臨時会を流会させるに至った。
本来、現在105名の府議会議員は、府内全域の有権者の投票によって選ばれた府民の代表である。
しかるに、岡沢議長は、府民の代表である議員の声を無視し、すべて第一会派の意向のみに忠実に従い、不偏不党、公正・公平で民主的・中立的な議事運営が求められる議長の職責を顧みることなく、こうした行為をされるに及んだと言わざるを得ない。
岡沢議長は、議長として職責を全うする責任があることを自覚されるべきである。

以上、決議する。
平成26年8月15日
大阪府議会

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