平成２３年６月３日

　自由民主党大阪府議会議員団の　宗清　皇一　でございます。
採決に先立ちまして、今次定例会に上程されております議諸議案等について、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
まず第８号議案、大阪府財政運営基本条例制定の件であります。
この条例に書かれている個々の内容については、わが会派として賛成できるところもあります。しかし条例が提示されてから２週間しか経っておらず、十分な審議ができておりません。財政運営という重要なことがらについてルールを作ろうというのであれば、何が適切なルールなのか、十分時間をかけて議論する必要があると考えますので、本議案については継続して審査すべきであることを表明します。
次に、第１３号議案、府費負担教職員の給与の支給等に関する事務に係る事務処理の特例に関する条例一部改正の件であります。わが会派は必ずしも教職員の人事権の移譲に反対ではありません。しかし、教職員の人事権の移譲は他の事務、一般の事務の権限を市町村に移譲することとは根本的に異なります。「教育日本一」を掲げる大阪府としては、豊能地区へ権限移譲をしようとする今こそ、改めて大阪のあるべき教育について議論を尽くすべきだと指摘しておきます。
以上、継続審査を求める第８号議案を除く残余の議案については、すべて賛成であることを表明し、我が会派の討論といたします。
御清聴ありがとうございました。