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府議会の報告

平成23年9月定例会 都市住宅常任委員会 意見開陳

平成23年10月19日

 自由民主党大阪府議会議員団の 岡下 昌平 でございます。
採決に先立ちまして、本委員会に付託されております諸議案等につきまして、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
まず、第13号議案「りんくう国際物流株式会社(RIL)に対する債権放棄の件」であります。今回、27億5千万円あまりの債権を放棄することになりましたが、実際は10年前からRILの経営状況は悪化しており、府は貸付金の償還延伸をしていたわけです。しかも、担保設定もされていませんでした。10年前の処理の仕方を決めたのは前の知事かもしれませんが、橋下知事もうまくいかない現状はご存じだったはずです。府の公金が債権放棄という形で失われることについては、大阪府という組織の長たる橋下知事にも責任があるということを強く指摘しておきます。
次に、第73号議案「阪神高速道路株式会社の事業変更について同意する件」ですが、私個人としては、料金値上げとなる3割の利用者の一人です。個人的には賛成しがたいところです。しかしながら、次世代にツケを回すことはできません。将来的に関西の高速道路料金を一元化するため、ファーストステップとして阪神高速の料金圏域をなくし、対距離料金とすることについて、我が会派としては賛成です。知事は、高速道路の話になると、国の責任や阪神高速道路の責任を追及されますが、まずは大阪府の足元から、第2阪奈道路と阪神高速の一元化、南阪奈道路とネクスコとの一元化に向けて、自らに権限があることから進めていくべきと考えます。今回の料金改定はあくまで第一歩であり、関西の高速道路運営一体化に向けて、しっかり取り組みを進めていただくようお願いしておきます。
以上、2点について申し上げましたが、本委員会に付託されている諸議案については、すべて賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。
御清聴ありがとうございました。

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