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府議会の報告

平成23年9月定例会 討論(知事提案)

平成23年12月21日

 自由民主党大阪府議会議員団の 栗原 貴子 でございます。
採決に先立ちまして、今次定例会に上程されております諸議案等について、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
まず、5月定例会提出の第8号議案、大阪府財政運営基本条例制定の件について申し上げます。我が会派は、5月から一貫して、この条例は不要であると主張してきました。我が会派の代表質問に対して、知事は、条例があろうとなかろうと財政規律は堅持すべきと答弁されました。また、前知事は、今回の条例は財政運営という政治行動のための規範だと答弁されました。それならなおさら、条例という形態をとる必要はないと考えますので、第8号議案及びその修正案に反対いたします。
次に、第67号議案「大阪府立稲スポーツセンター条例廃止の件」についてです。豊中市議会において、11月30日付けで「大阪府立稲スポーツセンターの運営継続に関する意見書」が議決されております。知事は、この事業は市町村で取り組んでもらうべきものであると答弁されていますが、市町村の理解を得られていない現状では、廃止はできないと考えますので、議案に反対いたします。すべてを白紙にして、再検討していただきたいと考えます。
なお、大阪維新の会から、本議案を継続審査にしたいという意向が示されました。継続するくらいなら、いったん条例案を取り下げるのが筋であります。問題点はすでに明らかになっておりますので、稲スポーツセンターは廃止しないことをはっきり決めたうえで、次の段階に進むべきだと考えます。
次に、第77号議案「平成23年度大阪府一般会計補正予算(第7号)」としてあげられている大阪朝鮮学園初級・中級学校への助成についてです。知事は、朝鮮学校については、3月に示した4要件を満たしているので、朝鮮総連とのつながりはないと判断されたそうですが、調査はいたってあいまいであります。我々は、知事の示す4要件すら守られていないのではないかと考えます。子どもたちのことを考えるとつらい判断でありますが、世論の動向や、北朝鮮と我が国との関係を踏まえ、我々は、現段階での補助金支給に反対します。
以上の3議案を除く残余の議案については、すべて賛成でありますが、第88号議案 大阪府営住宅の指定管理者の指定の件について1点申し述べます。
府営住宅の指定管理者制度導入にあたり、駐車場管理業務を一般の事業者を含めた入札にかけることが予定されていましたが、委員会審議の結果、制度見直しの附帯決議がなされております。これまで受託していた地元自治会の意見を踏まえ、適切な対応をされますようお願いして、我が会派の討論といたします。
御清聴ありがとうございました。

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