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府議会の報告

平成24年2月定例会 府民文化常任委員会 意見開陳

平成24年3月15日

自由民主党の酒井 豊であります。
平成24年2月定例会府民文化常任委員会の採決にあたり、自由民主党大阪府議会議員団を代表し、わが党の意見を表明いたします。
まず、今次定例会は松井知事が就任されて初めて当初予算を審議する議会であるとともに、知事ならびに橋下大阪市長の抱負である府市事業の統合や世界に競争できる大阪づくりを如何に具現化するかが示される議会でもありました。
また、一方、東北大震災という未曾有の大災害のなか、復興や再生のため、大阪が果たさなければならぬ役割を議論する大変大事な議会でもありました。
それだけに、今議会の議論の行方は、これからの大阪府政の方向を決定づけることにもなります。特に、本委員会には、大阪の都市魅力を高め、大阪の活力を創造させる文化振興をいかに図るかという大変大事な使命が託されており、私たちは、本府の政策を改めて検証し、あるべき姿を探ってまいりました。
前知事のもと、本府は財政再建の名の下に、今までの文化振興施策に大きく切込みが行われました。しかしながら、このたび知事・市長が明らかにされた都市魅力創造にかける熱い思いを見ると、まさに当委員会所管の施策の振興が大阪再生へのキーポイントを握っているかの感があります。
ところが残念ながら、当初予算案の推移をみると、こうした熱い思いと実態は大きく乖離があります。私たちにとっても、大阪再生は最大のテーマであり共通の課題であります。そのための施策の推進を強く望むところであります。
こうした観点から、このあと進められる府市都市魅力戦略会議において、本質的な議論がされることを強く要望しておきます。また、その際、府の文化振興会議や議会との議論にも充分配慮され、間違いのない意思決定が図られるよう要請いたしておきます。
次に、第61号議案、パスポート事務の市町村への権限移譲については、本委員会での議論を踏まえ、大阪市やその他市町村とも充分の意見交換や協議をはかられ、早期にすべての窓口事務移譲を完成されるよう強く指摘しておきます。
また、ピースおおさかの展示リニューアルにあたっては、わが党が過去、数々の提言を行ってきました。その提言の趣旨を充分斟酌されるとともに、これからの社会をささえる青少年が健全な国家観や世界観、そして平和観を養成できるよう、しっかりと検討されるよう要望いたしておきます。
以上、わが党の意見を申し上げるとともに、知事はじめ理事者各位の格段の取り組みを前提に、当委員会に付託の議案には賛成することを申し上げ、わが党の意見開陳といたします。

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