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府議会の報告

平成24年5月定例会 自由民主党 討論

平成24年6月6日

 自由民主党大阪府議会議員団の 岡下 昌平 です。
採決に先立ちまして、都市住宅常任委員会に付託された第2号議案について、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
第2号議案のうち、「大阪府咲洲庁舎長周期地震動対策工事請負契約」は、約9億800万円をかけて咲洲庁舎に制震ダンパーを 146ヶ所設置する工事ですが、国の中央防災会議の被害想定が未だ公表されていないこの時期に、甘い見通しで工事を始めるなど、到底認めることはできません。
また、松井知事は、昨日の都市住宅常任委員会での私の質問に対し、不誠実で意味不明な答弁を繰り返されていました。 私の質問の趣旨は十分にご理解頂いていると思っておりますが、責任あるご答弁をあえて避けられていたのでしょうか。誠に残念でなりません。
財政難の中、大阪府のトップとして、松井知事にはリスクマネジメントについて、今一度真剣にお考え直しいただけなければ、将来に大きな禍根を残すことになります。 咲洲庁舎は中央防災会議の結論次第では、庁舎として使用できなくなる可能性も十分にあります。既に府はこのビルに130億円以上もの税金を投入しているのです。知事はいったいいくら税金を無駄使い するつもりなのでしょうか。
庁舎として使えたとしても、求められる安全性をクリアするために、無制限に税金を投入して、府民に負担を強いることは、決して許されることではありません。今回の工事が、今後の追加工事の必要性の既成事実にならない事を強く求めておきます。 最後に、この全責任は松井知事にあることを申し添えておきます。
以上のとおり、第2号議案については反対であることを表明して、我が会派の討論といたします。
御清聴ありがとうございました。

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