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府議会の報告

平成25年2月定例会 環境農林水産常任委員会 意見開陳

平成25年3月18日

 自由民主党大阪府議会議員団の 吉田 利幸 でございます。
議案には賛成しますが、いくつかの要望を含め、我が会派の意見を表明させていただきます。
まず、新たなエネルギー社会の構築についてですが、 企業活動などに深刻な影響を与える電気料金値上げに関する、 我が会派の質問に対し、知事は、「関西電力に経営改善を申し入れる」「国に対して提案、提言を行ってゆく」などと、 まるで他人事のような対応に終始しており、誠に遺憾です。
企業や府民の負担を軽視していると言わざるを得ません。
電力は経済再生の大きなウェートを占め、成長戦略にも深く かかわるものです。電力料金の値上げによって、企業が生産拠点を 府外に移したり、競争力を失えば、府は施策の実行に必要な税収を
確保することさえできなくなります。
府は、電気料金値上げが府民生活や産業活動に与える多大な影響を重く受け止め、その影響が可能な限り最小限に留まるよう、 主体的な取り組みを求めます。
また、原発停止に伴い、火力発電の比率が高まったことによる、 二酸化炭素排出量増大の影響も見過ごすことはできません。 府市エネルギー戦略会議の提言では、原発からの撤退を 主張しています。これは、松井知事や橋下市長の従来からの方針に沿ったものだと考えますが、電源構成の変化に伴う、二酸化炭素排出量の増大による環境への影響については触れられていません。
エネルギーの問題は、我々の生活のみならず、企業活動や環境にも密接にかかわるものであることから、一面でとらえるのではなく、多面的、横断的に考えるべきであると指摘しておきます。
以上、本委員会に付託されている議案等につきましては、全て賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。
御清聴ありがとうございました。

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