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府議会の報告

平成25年2月定例会 教育常任委員会 意見開陳

平成25年3月22日

 自由民主党大阪府議会議員団の 釜中 優次 でございます。
議案には賛成しますが、いくつかの要望を含め、我が会派の意見を表明させていただきます。
まず、教育振興基本計画案について、取り組みが進んでいる他の府県では、発達障がい児支援のため、看護士等専門職の方を対応させるなどの措置を行っています。
府においても、他府県で成果を上げている取り組みは、積極的に取り入れられるよう求めます。
次に、私立学校施設の耐震化について、先日の委員会で、知事から、別枠で予算措置を行うとの答弁がありました。
これは、代表質問で、耐震化促進のために、経常費助成を増額するよう求めた、我が会派の主張に沿うもので、評価したいと思います。
この措置によって、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び高等専修学校など、府内全ての私立学校で、耐震化の取り組みが早期に進められますよう、要望します。
しかし、耐震化が進まない要因である、授業料無償化制度における標準授業料58万円のキャップは残ったままです。
私立学校がそれぞれ特色を打ち出し、互いに競い合える制度とするためにも、58万円のキャップ撤廃を引き続き強く要望しておきます。 
最後に、報道によると、今月末で退職される府内公立学校教職員が、想定の1.5倍、1,058人に上るとのことです。
府は不足する退職手当捻出のため、約88億円の補正予算案を提出しています。
その原因は、主に国の方針に基づく退職手当引き下げの影響と思われますが、橋下前知事、松井知事が進めている教育改革への反発も大きいと考えます。
退職は個人の自由ですが、例年にない退職者の増加によって、教育現場に混乱が生じることがないよう、万全の措置を求めます。
以上、付託されている議案につきましては、全て賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。
御清聴ありがとうございました。

 

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