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府議会の報告

平成25年2月定例会 都市住宅常任委員会 意見開陳

平成25年3月18日

 自由民主党大阪府議会議員団の 岡下 昌平 でございます。
いくつかの要望を含め、我が会派の意見を表明させていただきます。
まず、予算の減少についてです。
国の緊急経済対策を受け、府県の平成25年度建設事業費予算は、前年度と比べ、兵庫県が約30%、奈良県が約20%の 伸びを見せる中、大阪府は5%しか伸びておらず、 政権交代後の国のやる気を全く受け止めていません。
また、道路や港湾の防災対策、インフラ施設の老朽化対策など、やるべきことはいくらでもあるにもかかわらず、今年度の補正では、100億円もの事業費を減額しています。
府は、国の対策がきちんと効果を発揮するよう、また大阪経済の動向を握っていることを強く自覚し、執行体制を整えるなど、今後の対応をしっかり行っていただくよう指摘しておきます。
次に、咲洲のまちづくりについて、地区活性化の重要な要件であるアクセス改善については、平成21年9月議会に、平松前大阪市長が議場に来られ、コスモスクエア駅から咲洲庁舎までのペデストリアンデッキ整備と、咲洲トンネル無料化を約束されました。
デッキの整備については、平成24年度までに整備するとしていた東ルートは全くできておらず、平成26年度までに整備するとしていた西ルートは、目途も立っていません。トンネル無料化は、平成25年度の早い時期に実現すると言っていましたが、ふたを開けてみれば、土日祝日のみの無料化で、実施時期も秋頃になるとのことです。 
松井知事との約束は全く反古にされており、明らかに約束違反です。
さらに、先程の知事質問で、知事は平成26年度の咲洲トンネル無料化に際し、府が応分の経費を負担すると述べられました。
府が咲洲トンネルの無償化の財源を負担することは、今までになかった話であります。
松井知事は橋下市長の一方的な要求を受け入れ、言いなりになっているとしか思えません。
府知事としての自覚に欠けると申して添えておきます。
また、咲洲トンネル管理運営は広域行政の仕事なのか、基礎自治の仕事なのか、大阪府と大阪市で全く議論することもなく、このような勝手な決定をされたことは、決して許すことはできないと申しておきます。
今後、議会や府民に明確な説明を求めると同時に、大阪市に対して従来通りの約束を履行されることを求めるべきだと指摘しておきます。
そもそも咲洲地区の活性化は、特区としての地方税減免など、府市一体で進めています。にもかかわらず、市が取組むべきアクセス改善としてのペデストリアンデッキの整備、咲洲トンネル無料化は全く進んでいません。
知事は、私と橋下市長の思いは同じ、同じだからこそ、今までできなかったことが実現できていると力説されますが、咲洲地区の活性化の現状を見れば、実現できていないことは明らかです。市に抗議するとともに、実際に結果を出していただけるよう、強く求めます。
以上、要望申し上げ、付託されている議案につきましては全て賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。
御清聴ありがとうございました。

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