トップページ > 府議会の報告 > 質問・答弁(25年) > 平成25年9月定例会 環境農林水道常任委員会 意見開陳

府議会の報告

平成25年9月定例会 環境農林水道常任委員会 意見開陳

平成25年10月22日

 自由民主党大阪府議会議員団の 杉本 太平 でございます。
議案には賛成しますが、いくつかの要望を含め、我が会派の意見を表明させていただきます。
まず、第14号議案「食肉安定供給事業運営資金貸付金返還請求に関する訴えの提起の件」について、会社の経営が悪化し貸付金返済が困難な事態に至ったのは、BSEや口蹄疫による食肉需要の減退や、リーマンショックによる景気後退の影響、民営化した会社に対する府の指導に限界があったことなどが影響したことは一定理解します。
しかしながら、私が一般質問で指摘した通り、11億円にも上る多額の売掛金が存在し、その大半が回収不能になっているなど、府は会社の経営状況の悪化を知っていたにもかかわらず、大変甘い対応を続けてきたことが、今回の事態を招いた一番の原因と言わざるを得ません。
府はこれまでの問題先送り体質からきっぱりと決別し、府民の財産である25億円の貸付金回収に全力を尽くされるよう強く求めます。
次に、エネルギー問題について、我が会派の原子力発電に関する質問に対し、知事は「原子力発電は、重要な役割を果たしてきたが、安全性確保や、使用済み核燃料の処分などの課題を踏まえると、最終的にはゼロを目指していくべき」と答弁されました。あくまで原発ゼロを目指すのであれば、メリットだけでなく デメリット、電気料金の上昇やCO2の増加など、府民の健康や暮らし、大阪経済に与える影響をしっかりと検証したうえで、府民に対して真摯に伝えるべきです。
原発依存度低下による悪影響、府民負担からは目をそらし、設備投資する側の事業者にとって、まったく採算を度外視した非現実的な数字と抽象的な言葉を並べて、あたかもバラ色の未来が待っているかのようなプランを提示するのは、府民に対して全く不誠実なやり方であると指摘しておきます。
以上、付託されている議案につきましては全て賛成であることを申し上げ、我が会派の意見開陳といたします。
御清聴ありがとうございました。

関連サイト

page top