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府議会の報告

平成26年5月定例会 府民文化常任委員会 意見開陳

平成26年6月5日

 自由民主党大阪府議会議員団の杉本太平でございます。
採決に先立ちまして、本委員会に付託されております諸議案等につきまして、我が党の意見と態度を表明させていただきます。
平成26年5月定例会第26号議案「大阪府情報公開条例一部改正の件」においては、特別顧問・特別参与の職務情報の公表を原則としており、その活動実態は、職員の活動に近いとして、職員と同等レベルの情報を公開するとし、公開する活動は、「府市統合本部会議での助言」、「成果物の知事等への報告」、「特別顧問等相互間での意見交換」の3つを対象としていますが、運用次第によっては、今までと何ら変わるものではありません。
ここで問題なのは、先の参考人招致で特別顧問等と審議会双方の役割、実態に差異がないことが明確に確認できたにもかかわらず、第26号議案では、特別顧問等の活動を審議会のそれとは別個のものと捉え、事前に活動の場所やテーマを公表しないばかりか、特別顧問等相互間での意見交換の場に職員が一人でも同席すれば非公開になるとしていることで、これでは極めて不十分な内容であると言わざるを得ません。
我が党は、先の当委員会におきまして、提案した平成26年2月定例会議員提出第1号議案「大阪府情報公開条例一部改正の件」の採決を求める「即決動議」を行いましたものの、結果は継続審議とされました。
我が党提案の条例案におきましては、特別顧問等の活動を原則事前公表とし、現行の条例第8条、第9条に該当するものを除き、報酬の支給対象となる全ての活動を原則公開としています。第8条、第9条に該当して非公開とする場合でも、日時やその目的等が事前公表されることにより、第26号議案とは比較にならないほど透明性に優れています。
高額な報酬を貴重な税金から払う以上、府民に対して公開し、説明責任を果たすという目的を達成するには、第26号議案では不十分であるのに対し、我が党提案の条例案は、大阪府の諸活動を府民に説明する職責を十分に果たすことが可能となると考えます。
さらに、我が党提案の条例が施行されても理事者から指針等を定めて速やかな運営が可能であるとの答弁も得ています。
他会派の皆様方におかれましては、我が党が提案する情報公開条例一部改正案に是非ともご賛同を賜りますよう改めてお願い申し上げます。
以上、第26号議案を除き、本委員会に付託されている諸議案につきましては、全て賛成であることを表明し、わが党の意見開陳といたします。
ご清聴ありがとうございました。

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