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府議会の報告

平成26年7月臨時議会 討論 <協議会委員推薦手続条例再議の件>

平成26年7月25日

 自由民主党大阪府議会議員団の 奴井 和幸 でございます。
採決に先立ち、「大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例再議の件」について、我が党の意見と態度を表明させていただきます。
我が党が他の会派と共同で提案してさきほど成立を見た条例については、現在、維新の議員のみで構成されている状態にある協議会の正常化を図るため、会派比率による委員数を割り当てることで、本来の姿に戻すという、議会内のルールとして、当たり前の内容を定めたものであります。
今回の臨時会について、知事は、協議会の正常化を求める57名の議員からの真摯な臨時会招集請求を握り潰し、招集しませんでした。あとは議長が招集するからと議長に後始末を押し付けるのは、無責任の極みであります。
総務大臣からの指摘もあるように、知事の不作為は、地方自治法に違反しています。法律違反は、許されることではありません。知事には、法律を誠実に守ることを求めます。
しかも、知事は、臨時会を招集しない理由として、議会内に関わることであるからという口実を挙げていたにもかかわらず、今回成立した条例を可決した途端、一転して再議にかけました。議会の意思でルールを定めた条例に対し、知事が再議にかけること自体、矛盾しています。知事にはルールも何もないのということなのでしょうか。また、質疑でも明らかになった通り、再議理由には全く理由がありません。
以上申し上げましたが、知事の再議は、再議権の濫用であり、断固、認めることはできないことを申し上げ、我が党の討論といたします。
ご清聴ありがとうございました。

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