平成２６年１２月２４日

　自由民主党大阪府議会議員団の　しかた　松男でございます。
採決に先立ち、今議会に上程されております、議員提出第３号議案「大阪戦略調整会議の設置に関する条例制定の件」について、我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
大阪府域における広域行政を一元化し、いわゆる「二重行政」を解消すべきことについて、我が会派は、これまで一貫して主張してきたところであり、この点において、知事とも思いを共有しているものと思っております。
しかしながら、これをどのように実現していくかという手法については、知事とは思いを異にしております。
つまり、我が会派は、指定都市である大阪市と堺市を解体することなく、府と大阪市、堺市が、執行機関のみならず議会代表も参画して協議する場を設置し、議論を重ねることで実現できるものと考えております。
我々は、こうした考えのもと、平成24年２月定例会に「大阪広域戦略協議会を設置する条例案」を提出した経緯があります。
国においても、今年の通常国会において、地方自治法が改正され、「指定都市都道府県調整会議」の設置規定が設けられ、かつ、これが必置となりました。
これは、都道府県と指定都市との間に生じる課題についての解決手法のひとつを提示しているものと考えます。
我々は、こうした法改正の趣旨にも則り、大阪府における広域行政課題について、府と大阪市、堺市が政策的に協調し、一体的な取組みを進めるとともに、いわゆる「二重行政」を解消するため、協議の場を設けることが不可欠と考え、今議会に「大阪戦略調整会議」を設置するための条例案を、議案として提出したものであります。
この議案の提出に際して、大阪市会、堺市議会の自民党議員団とも協調して進めており、両議会においても、既に上程されています。
「大阪戦略調整会議」における議論を通じて、大阪経済を牽引することができれば、とも考えております。
この議案については、平成２７年１月１９日の総務常任委員会において議員間質疑を行う予定としておりますので、その際、じっくりご協議していただくようお願い申し上げ、我が会派の討論とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。