再度、知事に対して臨時議会の開催を要求しました
- 平成26年7月25日(金)開会の大阪府議会臨時会が流会となったことを受けて、26日(土)未明、我が党の花谷充愉(はなや みつよし)幹事長は、「公明党大阪府議会議員団」、「民主党・無所属ネット大阪府議会議員団」、「日本共産党大阪府議会議員団」、「無所属の会」、「府民クラブ」及び「キラリと光る富田林・南河内クラブ」等の代表者らと共同で、再度、知事に対し臨時会の招集を請求しました。
- 岡沢健二議長(維新の会)により、25日(金)に招集された臨時会では、我が党などの共同提案による「大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件」について、いったんは賛成多数により成立しました。
しかし、松井一郎知事(維新の会幹事長)は、「先に協議会委員の推薦方法の見直しを行ったところであり、これを変更すると法定協議会の円滑な運営に支障が生じ、設置目的を果たすことができない。」との理由から、地方自治法第176条第1項の規定による再議権が行使して、審議のやり直しを求めました。
これを受けて本会議において再度、採決を行ったところ、賛成議員数は57名で、再議での可決に必要な3分の2以上(70名)に達しなかったことから、条例案は否決されました。
我が党は、条例案が否決されても議員の派遣等を定めている府議会会議規則を一部改正することで、条例制定と同様の効果を持つことができると考え、臨時会に一部改正の規則案も議案として提出しました。
また、さる23日(水)に法定協議会において採決された「特別区設置協定書案」の無効を宣言するとともに、会派比率により推薦された議員によって構成される正常な法定協議会の速やかな開催を求める決議案も併せて提出しました。
これに対し、維新の会は「追加議案は十分に審議する時間がない。」と主張したため、我が党は会期延長を求めましたが、25日深夜に開催された議会運営委員会(岡沢健二委員長)において、会期延長の動議は否決され、結局、会期期限の午前0時となり、「会議規則の一部改正案」と「決議書案」は審議に諮られないまま、臨時会が流会する事態となりました。
こうしたことから、我が党では、改めて「大阪府議会における大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件」及び「大阪府議会規則一部改正の件」を議案として、再度、臨時会招集請求を行うこととしたものです。
すでに退庁した松井一郎知事に代わって対応した植田副知事に対して、共同で申入れを行った参加者からは、「松井知事は先の臨時会招集請求について議会のことであるからとして招集しなかったにもかかわらず、条例が可決されるや否や再議にかけた行為は信じられない。」、「要件を具備している議案を上程しなかったことは過去の府議会ではなかったことであり、極めて異常な事態である。」、「今回の招集請求の期限は8月15日(金)までであるが、それまでに招集するよう求める。」といった意見が出されました。 - これに対して植田副知事は、知事に申入れの趣旨を伝えると述べました。
- 我が党は、大阪府・大阪市特別区設置協議会において多様な意見を反映することができる委員構成とすることで協議会の民主的で公正・公平な運営を図るよう、引き続き努力して参ります。
- 「平成26年7月25日付け再議書」(印刷用PDF)
- 「大阪府議会臨時会招集請求書」(印刷用PDF)
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26日(土)未明、植田副知事(写真左)に対して、他会派と共同で、再度、
臨時会の招集請求の申入れを行う花谷(はなや)幹事長(写真右から2人目)